ヴァイオリンの発表会に向けて

ヴァイオリン発表会に向けての練習

こんにちは。のんびりパパです。

今月末にわが子はヴァイオリンの発表会があります。

それに向けての練習にいそしんでおります。

~一つの大きな壁~

ヴァイオリンを始めてそろそろ1年。

それまでわが子は割と卒なく練習を進めてきました。

難しいことは何度もありましたが、

何度か練習するうちに自然とできるようになり、

困るという事はあまりありませんでした。

しかし、今回の発表会の課題曲で初めて大きな壁にぶつかりました。

使用する音が増えたために、弦を押さえる回数・種類共に増えた事が

大きな壁でした。

何度も押さえなくてはいけないし、一度放してすぐに押さえる

という動作も増えました。

その為か、練習を嫌がることが増え、やり始めても、

すぐ終わりたがるという日が増えてしまいました。

親としても、「発表会が迫っている」という

焦りからか、厳しい声をかけてしまう事も

多くなり、それがストレスだった様です。

以前もヴァイオリンの練習で書かせていただきましたが、

なかなか練習が進みませんでした。

本人は何がいけないのか、なぜ怒られてしまうのか

いまいちわかっていなかったようです。

泣き出す事があるくらい深刻だったので、

辞めたほうが良いのか、ほんとうに悩みましたが

「感情的にならない事」「色々な方法で練習が楽しくなるように」と

進めた結果、何とか練習を継続してくれました。

~壁を乗り越えるという事~

一度ゆっくり子供と話すべきと思い、練習と壁について

子どもと話しました。

「ヴァイオリンの練習という道を進むうちに、上手にできる時もあれば、出来ないときもある。

出来ないことが続くときもある。それは、’壁’に当たったって言うんだよ。

’壁’はどこに立ってるか分からない。今は指が上手く動かなかったり、一度に気を付けるべき

ことが多くなってきたね。それが今の’壁’なんだと思う。

でも、’壁’は必ず乗り越えることができる。今君は一生懸命練習することで

その’壁’を登っているんだよ。

’壁’は高いかもしれない。でも、頑張って練習すればいつ必ず’壁’を

乗り越えることができる!そしてまた、練習を言う道を進めるんだよ。」

そんな感じで話しました。ちょっと難しいかなとも思いましたが、

子どもはとても集中して聞いてくれて、

「壁か~」と本人なりに

色々考えてくれた様子でした。

~達成感と自信~

その後、練習を続けるうちに、

本人も自覚していないと思いますが、

すんなりと指が動くようになりました。

恐らく、本当に大変だったと思います。

弓の向き・押さえる指の動き・弾くときの力加減・・・。

色々と一度に気を付けなければいけないことが増えていました。

でも、乗り越えました。

ある日、急にすんなりと弾けたのです。

あれ?と思いました。

「今の、すごくきれいに弾けたね!」

というと、本人も同じことを思ったのでしょう。

「うん!すごくできた!」

ととてもうれしそうに話してくれました。

一度できたという事が自信につながったのでしょうか。

それからは、弾くたびに完成度が上がっていきました。

今では弾くたびに

「100点!!」「素晴らしい演奏!!」

と親子で大喜び。

「’壁’、乗り越えたね!」

というと、

「ううん」と否定。

「ん?どうして?」

と聞くと、なんと

「僕はね、壁をオラオラ~って壊したんだ!」

と一言。

これには感激しました。

私のした話を、本当の意味で理解してくれていたと感じました。

わが子的には、壁を壊して先に進むという解釈をしていました。

「そっかそっか。じゃあまた壁に当たったらどうする?」

と聞いてみると、

「一杯練習してオラーって壁壊す!」

とのこと。笑

~次回につながる自信になれば~

今回の事はわが子にとってとても良い経験になったと思います。

上手くいかない挫折と、それを乗り越えるという達成。

どちらもこの先必ずぶち当たる問題だと思います。

それは、ヴァイオリンだけでなく、生きる上ですべての

事にあり得ることですから。

でも、今回諦めることなく、泣きながらも、ふてくされながらも、

やり切った!そして壁を壊した!

とっても貴重で大切な経験でした。

この経験がこれからの人生(大げさかな?)において

役に立ってくれたらいいなと思います。

とりあえず、今月末の発表会、頑張れ!!

応援してるぞ~!

 

皆さんも、子供が壁を乗り越えた(壊した!笑)体験談など

教えていただけると嬉しいです。

 

駄文失礼いたしました。

では、また。。。